機械式腕時計と歩む、ひと時のブログ

機械式腕時計のコレクションを紹介しています。

最古の腕時計、100年の時を経て蘇った遺産を思い起こす、ORIS BIG Crown Limited Editionオリス ビッグクラウン 1917 リミテッドエディション 世界限定1917本

一般的に、オリス、ビッグクラウンの腕時計を頭の中でイメージすると・・・、
時針、分針、秒針、ポインターデイト
合計4本の針で構成されたデザインの腕時計モデルをイメージしますが、


僕は、時針、分針のみ!↓初オリスは、コレ!↓に決めました。

今回の腕時計は、過去に投稿しました腕時計の中では、比較的に新しいモデルとなります。


オリス、ビッグクラウンモデルは、見た目も良いですし、
価格帯も、比較的に安価でいるため、
腕時計入門モデル?っと、表現する方もいますが、
僕の場合、腕時計コレクションを趣味として始め・・・
21年目にして、オリスデビュー?!となりました。www


参考にWEBで検索してみると、
現在でも、新品で販売されているようですので、
気に入った方は、限定モデルですのでお早めに・・・


僕自身の世界観では、
後にも先にも、・・・
オリスから販売されるビッグクラウンの腕時計の2針モデルは・・・
今回のコレだけ?と、思っており・・・、
自身の中では、気に入っているのですが・・・、
世間様からの評価は、少し人気がないのかも?www

さて、今回の腕時計は、
100年前(1917年)に製造されたオリス初のパイロット腕時計が100年の時を経て・・・2017年に、世界1917本限定モデルとして発売された復刻版です。

自動巻き、SS、径40mm、カーフレザー(替えストラップ付き)、防水性能50m


こちらの、腕時計・・・
全体が丸々としたケースと、盛り上がりのあるバブルガラス、
アラビア数字インデックスと、ブルー色のコブラ針の組み合わせ・・・


これらのレトロ感がたまりません。www

ただ、少し不満に思えるのが、レザーベルトです。


見た目は良いのですが、実際に使用してみると、ペラペラ感(ベルトの厚みが薄すぎ?)があり、せめて、気持ち程度でも良いので・・・、
もう少し厚みのあるベルトにしていただければ・・・っと、感じています。www


時計価格自体は安価の方?なのですが、ココのコストを削ってはダメです。www
逆に、新品時の携帯用?のような?レザー時計ケース・・・
これは、これで十分満足です。www

また、今回の腕時計の最大の特徴として、時刻合わせ時の操作方法にあります。


一般的な腕時計の時刻合わせ操作は、リューズを引き上げ時間調整をしますが、
今回の腕時計は、大昔の懐中時計と同様、
2時方向にある↓ダボ突起ボタン↓を押しながら、リューズを回し時刻調整します。

確か?記憶によると・・・、
時計説明書にも「時刻調整にはリューズを引き上げないでください」だったかな?
それに見合う意味合い?の説明書きまで記載されていたと思います。www


又、裏側は、メーカーがかつて品質保証の証として使用していた「Oris Watch Company」の頭文字をとったOWCがエンボス加工されています。


わざわざ、ここまでこだわった機能が付いているとは・・・今回の復刻版モデル!
素晴らしい!仕上がりかと思います。

オリスの腕時計は、機械式腕時計のみ作成しているのに関わらず、
比較的安価の価格設定でかつ、腕時計市場の資本関係も何処のグループにも属さず、
独自路線を突き進んでいるように思います。


これらのメーカーの思想や姿勢が、今回のモデルを復刻出来た要因とも思います。

最後に、今回も、ある時の腕時計のオフ会にて、
↓ビッグクラウン腕時計↓を、お持ちの友人が持参していましたので、一緒にパチリ!

写真の右側は、時計友達の所有で、一般的な4本の針で構成されたデザイン!
っと、思っておりましたが・・・


オーナー様から、簡単に説明を受けて・・・、


よ~く・・・拝見してみると・・・
ポインターデイト針が・・・ん?・・・なにか?少し短い?


そう!ポインターデイト針が、インデックスより内側にあるモデルで、
レアモデルのようです。(限定モデルかも?しれません?)

レア?有名でないブランド?&時刻の確認がしにくい? REVUE THOMMEN GT1885 SALTARELLO レビュー・トーメン サルタレロ 世界限定300本

今回の時計は、コレを入手しよう?!
と、考る方は、極々・・・小数?かもしれません?・・・www
ですが・・・たぶん?現在では、かなりレアな腕時計かも?しれません?・・・www


REVUE THOMMEN GT1885 SALTARELLO 18KYG
リミテッド・エデューション 径35mm 手巻き 1995年頃製 世界限定300本です。

又、世間の皆様から、ブランド名の知名度が低い上に・・・、
オーナーが、この腕時計に慣れるまでは、時刻確認もしにくい?
腕時計かも?しれません?www

レビュー・トーメン・・・
こちらのメーカーを色々と調べてみると・・・
ん?・・・元々は、航空機の計器などの部品を作る会社で、
時計作りに関しても歴史もあるメーカーなのかな?・・・っと、気づき・・・、


今回の腕時計・・・
針の位置が、初オフ・センターデザイン(針の位置が時計の中心ではない設定)・・・
この美しさに合わせ、SALTARELLOと言った、13世紀ナポリの音楽に魔法をかけられ、ふっと!時計店に立ち寄った際に、中古品にて入手するに至りました。www

この腕時計は、時を遡り、1885年の初の傑作、革新的なジャンピングアワーウォッチ!
これが世間で称賛を浴び、自社の名声を世界的なものとしたようです。
後に、1908年に現在の社名、レビュー・トーメンを名乗ったメーカーのようです。


その1885年に発表されたジャンピングアワーモデルの復刻版が、今回投稿のモデルです。

こちらは、ジャンピングアワーモデルですので、
上部から時計の配置の説明しますと、
時間表示は12時の位置にあります逆台形の四角の小窓
(1時間ごとにジャンピングして時間表示を切り替えします。)
次に分針、一番下に秒針といったデザインです。


※現在の時刻は、↓10時14分11秒↓と言った見方です。

最初、この腕時計と出会い、パット!見ていたところ、
時刻確認が見にくく、現実的な腕時計ではないかな?、
まるで、おとぎの国での世界・・・???
そのような印象に思えました。


しかし、ここに・・・魔法がありました!www
文字盤の配置デザインや、ギョウシェ加工などが魅力的で非常に綺麗な仕上がり・・・、
それが、おとぎの国の魔法なのでしょうね~。www


今回の腕時計は、サイズ35mmとチョッピリ小ぶりですので・・・
↓装着した写真↓は、こんな感じです。(僕の腕回り18.5cm~19.0cm位です。)

サイズ35mmにしては、↑腕時計のラグ部分↑(時計本体とベルトを接続する部分)が
少し大きめに出来ていますので、サイズ感としては、十分イケるかな~・・・


一般的に、この時代より以前の手巻き式腕時計は、時計のサイズが小ぶりだけでなく、
リューズも同様に小さめに出来ています。
(今回の腕時計は、復刻版となり当時のモデルを忠実に再現しておりますので
サイズも小さい作りです。)


さらに、ゼンマイのパワーリザーブ持続も、性能が長い物で48h程度ですので、
手巻きでの巻き上げ操作を、頻繁に行う必要があります。(今回の時計は40h位かな?)


よって、リューズが小さめですので、頻繁に行う巻き上げ操作が、
少し、やりにくい感じはあります。


それから、ある時の腕時計のオフ会にて、
たまたま、↓似ている腕時計?↓を、お持ちの友人が持参していましたので一緒にパチリ!

写真の右側は、時計友達の所有で、あの世界5大雲上ブランド!
ブレゲ クラシック レギュレーターモデル(手巻き式 径34mm)です。
(ブレゲのオーナー様も、リューズの小さめ、巻き上げ操作がやりにくい感は主張していました。)


双方の腕時計の共通点は、やはり、時刻確認がしにくい?腕時計?www


価格は、中古品でも、2~3倍位?ブレゲの方が↑ですが、ぱっと!見た目では・・・
レビュー・トーメンも負けていない?ように見えます。www

同じに見えても、同じでない? 魅了される PANERAI ペアーショット! パネライ ルミノール PAM00000 とラジオミール PAM00210

楽天市場のイベント時に「難しすぎる?間違え探し!」と言ったキャンペーンがありますが、PANERAIを知らない方には、見た目は、ほぼ同じ?難しすぎ!と思われますが、少し腕時計の世界をご存じの方は、楽天キャンペーンより、とても簡単です。www


さて、今回の腕時計は、
パネライ ルミノールベースPAM00000 LOGO(左側)と、
ラジオミールベースPAM00210(右側)のベースシリーズペアーです。

今回タイトルの「同じに見えても、同じでない?」との解説は、
同じブランドの中で、同じベースシリーズでありながら、ルミノールラインと、ラジオミールラインで、「そもそものモデル名が異なる」と、言った意味合いなのですが、
パッ!と見は、同じように見える?感じがします。www


これが、パネライの腕時計の特徴でもあります。


↓側面から↓の写真です。上:ルミノールベース、下:ラジオミールベースです。
比較すると、ラジオミールは、ルミノールより厚みがありませんね。

パネライの腕時計は、既に皆様もご承知の通り、
「デカ」「アツ」ブームの火付け役!と言ったイメージがあります。

販売当時(2000年頃~2004年頃)までは、市場に出回る数も少数の上、
腕時計市場で、↓ルミノール↓パネライは大人気となり入手困難の状況が続き、
時計店へ行っても、現物を見ることすら出来ない状況続きでした。www

そして、その大人気に輪をかけ、2005年頃に↓ラジオミール↓パネライが登場!

腕時計雑誌情報によると、このモデルはヨーロッパで先行発売され、コレも大ヒット!
日本の時計店への新規入荷予定が数か月間、遅れた?などの話もある?ようです。
もちろん、こちらのモデルも日本で大人気となり、ルミノール同様の時期がありました。


その頃、僕の中では、今後のパネライ腕時計の入手計画として、
自身の中で色々と模索している時期があり、「2針のベース」「3針のマリーナ」との
各モデルの特徴など、デカ・アツサイズなども含め、検討していました。


そして、ラジオミールが後に発売された事で、ルミノールが入手しやすい価格に
落ち着いてきた2006年、ついにパネライデビューする事が出来ました。www


〇ルミノール ベース PAM00000 LOGO(写真:左側)
手巻き SS、2005年製、サイズ径44mm、防水性能300m、パワリザーブ約56h


雑誌などでは、ルミノールマリーナ(3針)をメインで紹介されていたような感じ?に思えましたが、ここは、シンプルを優先し↓ルミノールベース↓をチョイスしました。

このモデルは、2針のみで、秒針もなく裏側はスケルトンではありませんので、
利用時に手巻きでゼンマイを巻き上げても、裏側からムーブメントが覗けないため、
実際に時計が動いているのか?
すぐの判断は難しい?モデルであるのも特徴です。www

その後、ラジオミールも入手しやすい価格に落ち着いてきた2007年、
こちらも、時計店で試着などジックリ吟味した上で入手する事が出来ました。


〇ラジオミール ベース PAM00210 (写真:右側)
手巻き SS、2006年製、サイズ径45mm、裏スケルトン、防水性能100m、
パワリザーブ約56h
コレも、シンプルを優先し、↓ラジオミールベース↓をチョイスしました。

このモデルは、同じく、2針のみで、秒針もありませんが、裏側はスケルトンですので、
利用時に手巻きでゼンマイを巻き上げ、裏側からムーブメントを覗き込む事で、
きちんと時計が動いている事を確認できます。


※余談ですが、今回の腕時計とは、別のお話として、
ここ1年程前かな?パネライから「3針モデルのベースモデル?」が登場した?ようです。
見た目でも分かりずらいのに、さらに、輪をかけて・・・ですね!www


僕のストーリーの中で、パネライの腕時計には・・・
1. 過去から現在まで、大きくスタイルを変えない。(今後も変わらない?と思っています)
2. 特にベースシリーズはシンプルな顔つき。
3. 市場の人気?不人気?には、あまり流されない。(自身の気持ち)


など、今回の腕時計でもベースモデル、文字盤の顔つきが、何か?抜けた感じ?
とっても可愛らしく、仕事中の息抜きに、パネライ癒しタイム・・・
などを行う事で、気分を入れ替える事が出来る感じ?がしています。www


今回、投稿の2本のモデルは、双方ともパネライ復活後、一般向けに市場で販売されました
基本モデルとなります。


最近では、表からの見た目は、全く同じ?
PAM品番のみ違う?文字盤や針色のみ異なる?などなど・・・
こう言ったモデルも、たくさん存在します。
これらは、目視では見えない部分・・・
機械ムーブメントの変更、パワリザーブのバージョンアップ、
防水性能、などの変更などがあるようですので、
今後、入手を検討されている方は、事前の十分なチェックが必要か?と思います。
時計ライフ・・・存分に楽しんでください。www


最後に、オマケとして、3針のルミノールマリーナ(PAM00590)も、
後に入手しましたので、このお話は、後々に投稿予定です。

僕の中でのPANERAI腕時計には、冒頭で記載の思い出など共重なり、とても魅力を持った腕時計であるがゆえ、自身の中でも「大好きシリーズ」の1つのブランドなのです。